どうも、たぐ(@tagu_blog)です。
2026年上半期は、ひとことで言えば「クレカ改悪ラッシュ」でした。SFCの2層化、マリオットアメックスの年会費大幅アップ、ヒルトンアメックスの条件継続観察、そして楽天経済圏のSPU動向まで――マイラー・修行僧・一般カードユーザーの誰もがどこかで巻き込まれる年と言っていいでしょう。
背景にあるのはインフレと航空・ホテル業界の収益圧力。コロナ後のインバウンド復活でラウンジは満杯、特典航空券は争奪戦、年会費の据え置きが企業側にとって持続不可能になりつつあります。発行会社は「決済額を底上げできる富裕層」へ狙いを絞り、特典の集中とフリーライダーの排除を同時進行で進めているように見えます。
この記事では、2026年5月時点で公式に発表されている/観察されている主要なクレカ改悪を一気に総括し、個人投資家・修行層・一般ユーザー別の影響度と、解約/乗り換え/維持の判断基準を投資家ROI視点で整理します。
- 2026年上半期に発生/発表された主要なクレカ・マイル改悪一覧
- SFC・マリオット・ヒルトンの3大ホテル&エアライン系改悪の詳細
- 楽天・三井住友・dカードなど一般カード系の動向
- 解約・乗り換え・維持の判断基準
- 2026年下半期に予想される追加改悪トレンド
※本記事は2026年5月時点の公式発表情報に基づきます。最新情報は必ず各カード会社の公式サイトをご確認ください。
⭐ 重大改悪TOP3|2026年上半期はここを見ておけば9割わかる
まず、2026年上半期で影響範囲・金額インパクト・話題性のいずれをとってもダントツに重い3件をピックアップします。マイラー界隈では、この3つの話題で年の前半が終わったと言っても過言ではありません。
① ANA SFC改定(2026年4月発表・2028年4月実施)|影響度★★★★★
2026年4月23日、ANAがスーパーフライヤーズカード(SFC)の2層化を正式発表しました。マイラーコミュニティでは大きな話題となり、SNS上でも「JAL移行を検討」「家族会員の扱いはどうなる」など、活発な議論が広がりました。
変更点の要旨:
- 2028年4月1日からSFCが「PLUS」と「LITE」の2層構造へ刷新
- 判定基準はANAカード+ANA Payの年間決済額のみ
- 年間300万円以上 → SFC PLUS(ラウンジ・スタアラゴールド維持)
- 年間300万円未満 → SFC LITE(ラウンジ・スタアラゴールド剥奪)
- 初回判定期間:2026年12月16日〜2027年12月15日
- 例外:100万ライフタイムマイル達成者(ミリオンマイラー)は決済額不問でPLUS確定
- 判定は毎年。一度PLUSでも翌年300万円未達なら翌々年LITE降格
影響:SFCの最大の旨味だったラウンジ/スターアライアンス・ゴールド/5,000マイル継続ボーナスがLITE降格時に丸ごと吹き飛ぶ構造。年300万円(月25万円)の決済を回せるかが、SFC会員の生死を分ける構造になりました。
対象者と取るべき行動:
- 既存SFC会員:2026年12月以降の決済額で、PLUS/LITE判定の最初のボールが転がり始める。自分の年間決済額を今すぐ棚卸しすべき
- 修行検討者:「終身ステータス」前提の修行プランは要再考。月25万円決済できる体力がなければ修行のROIは大幅低下
- 陸マイラー:家族カード合算・ANA Pay活用で年300万円ラインを狙えるかが分水嶺
詳細は別記事で深掘りしています。判定タイミングと回避策の具体プランは以下を参照ください。
② マリオットボンヴォイアメックスプレミアム改定(2025年8月発表・11月以降順次適用)|影響度★★★★★
SFC騒動の前哨戦として、2025年夏に発表されたのがマリオットアメックスプレミアムの大改定です。マイラーコミュニティで大きな話題となった案件で、改定の重さでは2026年上半期の主役級。
変更点の要旨(2025年8月発表・11月以降順次適用):
- 年会費:49,500円 → 82,500円(+33,000円、約67%値上げ)
- 無料宿泊特典の達成条件:年150万円決済 → 年400万円決済へ大幅引き上げ
- 無料宿泊特典の上限ポイント数:50,000pt → 75,000ptへ拡大(さらに最大25,000ptトップオフ可で計100,000pt)。これは数少ない改善点
- 手荷物保険など一部付帯保険:終了/縮小の見直し
影響:「年150万円のラフな決済で無料宿泊1泊もらえる、ゴールドエリートも自動付与」というマイラーの主力カードのバランスが大きく崩れました。年400万円決済できる層にとっては無料宿泊特典+ボーナスポイントで年会費を上回る価値が見込める一方、それ未満の層には純粋な値上げとして降ってきました。
対象者と取るべき行動:
- 年400万円以上決済できる人:継続でも合理的。無料宿泊+ゴールドエリート+ボーナスポイントの総合価値で年会費を上回る
- 年250〜400万円層:通常版(年会費34,100円)への切り替えが現実的な選択肢
- 年250万円未満層:解約 or ヒルトンアメックスへの乗り換えを冷静に検討する局面
マリオット系の継続判断は以下の記事に年収帯別の損益分岐点をまとめています。
③ ヒルトンアメックス(条件継続観察中)|影響度★★★☆☆
マリオットほどの大改悪は出ていませんが、2024年改定の余波として、ヒルトンアメックスは2026年上半期も「条件の見直し」が継続観察されている状態です。マリオットの後を追って同等の値上げが来るのではないか――というのがマイラー界隈の最大の関心事と言ってよいでしょう。
2026年5月時点の状況:
- プレミアム年会費:66,000円で据え置き(マリオット82,500円より16,500円低い)
- ダイヤモンド付与条件:年200万円決済でダイヤモンド到達(マリオットの無料宿泊条件 年400万円より緩い基準)
- 家族カードの優遇条件は継続中(最新の家族カード仕様はヒルトンアメックス プレミアム vs 通常版記事および公式サイトで確認推奨)
- 無料宿泊特典・ウィークエンドナイトの条件は概ね維持
影響と注意点:現時点ではむしろマリオット改悪の「逃げ込み先」として機能している側面が強い一方、業界の流れとしてヒルトンも条件引き上げが議論される可能性は否定できません。「今は良いカード」だが「来年も同条件とは限らない」という前提で持つのが冷静な判断と思われます。
対象者と取るべき行動:
- マリオットからの乗り換え検討者:年200万円決済できるなら現時点ではヒルトンが優位
- 年4泊以上ホテル利用する人:ダイヤモンドのラウンジ・朝食価値で年会費の元は取りやすい
- 新規検討者:「来年改悪される可能性」を織り込んだ上で1〜2年スパンで価値を回収する想定が無難
ヒルトン関連の詳細・マリオットとの直接比較は以下を参照。
- 【実体験レビュー】ヒルトンアメックスプレミアムは年会費66,000円の元が取れる?
- 【2026年最新】ヒルトンアメックス プレミアム vs 通常版|年会費の元が取れるのはどっち?
- 【両方持ちが本音で比較】ヒルトンアメックス vs マリオットアメックス
📅 2025-2026年|SFC・マリオット以外の最新改悪タイムライン
SFC・マリオット・ヒルトンの3大改悪に隠れがちですが、2025-2026年は他カード・他サービスでも重大改悪が続発しています。「気づいたら自分の保有カードが改悪されていた」を防ぐため、施行日・影響カード・対策をタイムライン形式で整理します。
| 施行日 | 改悪内容 | 影響カード/サービス |
|---|---|---|
| 2025年6月23日 | スターアライアンス世界一周特典航空券 新規発券終了 | ANAマイル全般 |
| 2025年9月30日 | アメックス キャンセル・プロテクション終了 | アメックス各種 |
| 2026年1月13日 | JCB Oki Doki ポイント → J-POINTへリニューアル | JCBカード全般 |
| 2026年1月21日 18:00 | みずほマイレージクラブカード/ANA 新規申込終了 | 陸マイラー(みずほルート) |
| 2026年3月1日 | 三井住友NL「100万円集計対象外」大幅拡大(VポイントPay/ANA Pay/ミャクぺ!/au PAY/Kyash/JAL Pay/バンドルカード) | 三井住友NL/ゴールドNL/プラチナプリファード |
| 2026年3月1日 | アメックス ゴルフ保険終了 | アメックス各種 |
| 2026年7月1日 | アメックス 携行品損害保険 大規模終了(プラチナ・ビジネスプラチナのみ継続) | グリーン/ゴールド/プリファード/ANAアメックス/マリオット/ヒルトン提携カード等 |
| 2026年7月8日 | センチュリオン・ラウンジ 同伴者ルール変更(無料利用人数を会員1名へ縮小) | アメックスプラチナ/ビジネスプラチナ |
| 2026年12月16日 | ANA SFC 2028年度PLUS/LITE判定期間スタート | ANA SFC会員全員 |
④ アメックス2026年7月改定|携行品損害保険が大規模終了|影響度★★★★★
2026年4月7日、アメックスが正式発表した近年最大規模の保険改悪です。2026年7月1日以降、ほぼ全てのアメックス系カードで携行品損害保険が廃止されます。
変更点の要旨:
- 廃止対象:グリーン、ゴールド、ゴールド・プリファード、スカイ・トラベラー、スカイ・プレミア、ビジネス・グリーン、ビジネス・ゴールド、ANA/デルタ/マリオット/ヒルトン提携カード、ペルソナアメックス
- 継続対象:プラチナ・カード、ビジネス・プラチナ・カードの2券種のみ
- 携行品損害補償:年間最高100万円・1品10万円限度(プラチナ・ビジネスプラチナで継続)
影響:「アメックスゴールドの旅行保険で安心」だった層は、補完用に年会費無料の旅行保険付帯カードを追加保有するか、プラチナ・ビジネスプラチナへのアップグレードを迫られる構造です。
対象者と取るべき行動:
- アメックスゴールド/ゴールド・プリファード保有者:補完カード(エポスカード等)を年会費無料で追加保有
- 年5回以上海外出張する経営者・個人事業主:ビジネス・プラチナへのアップグレード(実質12.7万円)を検討
- 年に1〜2回しか海外行かない人:携行品保険なしでも家財保険等で代替可能
- 【完全解説】アメックス2026年7月改定|携行品損害保険終了の影響と対策
- 【2026年7月改定対応】アメックス・プラチナの真価|個人カードで唯一携行品保険継続の砦
- 【2026年7月改定対応】アメックス・ビジネス・プラチナ徹底レビュー
- 【2026】アメックス民向け|海外旅行保険を補強する年会費無料カード3選
⑤ 三井住友NL 2026年3月改悪|各種チャージが100万円集計対象外|影響度★★★★☆
2026年3月1日から、三井住友カードの「100万円利用で年会費永年無料」特典の集計対象外となる支払方法が大幅拡大されました。これまで「電子マネーチャージで100万円達成」を狙っていた層は戦略の根本的な見直しが必要です。
新たに集計対象外となった主な支払方法:
- VポイントPayチャージ
- ANA Payチャージ
- ミャクぺ!チャージ
- au PAY残高チャージ
- Kyash残高チャージ
- JAL Payチャージ
- バンドルカード等のチャージ
達成戦略の見直し:
- 固定費の集中:家賃・光熱費・通信費・サブスクの三井住友NL集中
- 家族カード合算:本会員と家族会員の利用額は合算可能
- ふるさと納税・税金支払い:これらは集計対象として有効
⑥ スターアライアンス世界一周特典航空券 終了(2025年6月23日)|影響度★★★★☆
2025年6月23日をもって、スターアライアンス世界一周特典航空券の新規発券が終了しました。マイル単価2-3円規模で世界一周ビジネスクラス(有償150-300万円相当)を実現できる「マイル運用の最大効率技」として愛用されてきましたが、ANAは継続を判断しませんでした。
影響:2025年6月23日までに発券した航空券は有効期限まで利用可能ですが、新規発券はできません。世界一周を実現するには、有償のスターアライアンス世界一周航空券(旅行代理店経由)か、各区間ごとに個別の提携航空会社特典航空券を組み合わせる方法が選択肢となります。
⑦ センチュリオン・ラウンジ 同伴者ルール変更(2026年7月8日)|影響度★★★☆☆
2026年7月8日から、センチュリオン・ラウンジで無料利用できる人数が「会員1名のみ」に変更されます。改定前は会員+同伴者2名(合計3名)まで無料でしたが、改定後は同伴者は同一便搭乗券提示が必要となります。
影響:家族・取引先と一緒にセンチュリオン・ラウンジを利用していた層は、同伴者の利用条件が大きく厳格化されます。乗り継ぎ便利用時は5時間前から利用可能になる緩和もありますが、純然たる「同伴者2名無料」の旨味は消失します。
⑧ みずほマイレージクラブカード/ANA 新規申込終了(2026年1月21日)|影響度★★★☆☆
2026年1月21日18:00をもって、「みずほマイレージクラブカード/ANA」の新規入会受付が終了しました。陸マイラー界隈で人気だった「JQみずほルート」(70%交換レート)の新規開通が閉ざされる影響です。
対象カード:一般(VISA・JCB)、ANA、Suica、UCゴールドの各券種。既存ホルダーは紛失・氏名変更等による再発行・更新は引き続き可能です。
陸マイラーの新ルート:
- 既存保有者:JQみずほルート(70%レート)が引き続き利用可
- 新規参入者:Vルート、TOKYUルート(75%レート)など、代替ルートの活用
⑨ JCB Oki Doki → J-POINTリニューアル(2026年1月13日)|影響度★★☆☆☆
2026年1月13日より、JCBの伝統的なポイント制度「Oki Doki ポイント」が新プログラム「J-POINT」にリニューアルされました。付与単位が「1,000円ごと1ポイント」から「200円ごと」に変更され、コンビニ等の少額決済でもポイントの取りこぼしが減少。MyJCB Pay経由で1ポイント=1円として全国160万カ所以上のSmart Code加盟店で利用可能となりました。
影響:制度刷新そのものは改善寄りですが、既存のOki Dokiポイント残高の移行ルールや交換レート再計算など、保有者は最新公式情報の確認が必要です。
💳 一般カード系の改悪|楽天・三井住友・dカードまわりの動向
ホテル・エアライン系のド派手な改悪に隠れがちですが、普段使いの一般カードでも見直しが続いています。ここは「公式発表前のもの」「ユーザー間で議論されているもの」が混在するため、断定を避けて「観察すべき動向」として整理します。
楽天カード/楽天経済圏のSPU動向
楽天市場のSPU(スーパーポイントアッププログラム)は、ここ数年段階的に条件見直しが続いている領域です。2026年上半期も、楽天証券・楽天モバイル・楽天プレミアムカード関連で条件改定が議論されているとみられます。
- 楽天証券の投信積立ポイント還元率は過去にも複数回見直しが入っており、今後も収益状況に応じて条件改定が議論される可能性があるとみられる
- 楽天プレミアムカード(年会費11,000円)のプライオリティパスは、2025年1月2日より対象施設がラウンジのみ(レストラン・リフレッシュ施設は対象外)に限定、2025年1月15日より年5回までの利用制限が導入されました。6回目以降は1回US$35。2026年もSPU倍率を含めて継続観察対象
- 楽天モバイル契約とSPU倍率の関係も見直し続きで、楽天経済圏ユーザーは公式サイトを毎月チェック推奨
※2026年5月時点の公式発表情報に基づく。最新情報は楽天公式サイトで確認推奨。
三井住友カード(NL)/プラチナプリファード
三井住友カード(NL)のコンビニ・対象店舗での還元率特典は、改定が断続的に入る領域です。プラチナプリファードについては、特約店プログラムや継続特典の見直しがユーザー間で議論されています。
- NLのコンビニ・飲食店タッチ決済7%還元は、対象店舗・上限額の見直しが過去にも実施
- プラチナプリファードの年100万円利用ごとのボーナスポイント条件は継続観察対象
- 年会費(プラチナプリファード33,000円)に対する特典バランスは、年200万円以上決済層で評価が分かれている
dカード GOLD / dカード GOLD U
dカード GOLDは2024年1月利用分から、ドコモ料金10%還元の適用条件が「利用携帯電話番号の支払い設定」必須に変更されました(未設定だと1%還元のみ)。ahamo・irumo・ドコモmini等は引き続き10%還元の対象外という点も注意が必要です。新ブランドのdカード GOLD U(年会費3,300円・29歳以下限定)も、ahamoユーザーは「ドコモ光」料金のみ10%還元対象という制約があり、若年層向け特典のバランスが継続的に調整されている状況です。
その他観察対象
- エポスカード:2023年10月1日より、エポスカード(一般)・エポスゴールドの海外旅行保険が自動付帯から利用付帯へ変更(旅行代金のカード決済が条件)。同時に補償額は増額され(傷害死亡500万円→3,000万円等)、「縮小」一辺倒ではなく適用条件の厳格化+補償拡充の両面があります。エポスプラチナは引き続き自動付帯
- JCB CARD W:通常還元率1.0%は維持されているが、Oki Dokiランド経由の倍率や対象パートナー店は随時調整
- イオンカード系:WAON特典・お客さま感謝デーの条件は安定。大きな改悪は今のところ観察されていない
※2026年5月時点の公式発表情報に基づく。最新情報は各カード会社の公式サイトで確認推奨。
✈️ マイル・特典系の改悪|「マイル価値の希薄化」が静かに進行
カード単体の改定とは別軸で、マイル・ポイントそのものの価値がじわじわ目減りしている――これが2026年上半期のもうひとつの大きな潮流です。
ANA/JALマイルの価値変動
- ANA国際線特典航空券は、ピーク期の必要マイル数が過去数年で段階的に増加
- JALも国際線特典航空券のチャート見直しが継続中。同区間でも時期・予約クラスで必要マイル数の差が拡大
- 「マイル価値1円=1マイル」の感覚は、特典航空券の取りやすさ低下とともに事実上目減りしているとみられる
ホテル系ポイントの必要数増加
- マリオットボンヴォイの無料宿泊基準ポイント数は、上位ホテルほど必要ポイントが増加傾向
- ヒルトンオナーズも一部高級ホテルで必要ポイント数の引き上げが観察されている
- 「ポイントで泊まる」戦略は、対象ホテルと時期を選ぶ前提でないとリターンが目減りしやすい
JALのラウンジ・上級会員制度の最新動向は以下を参照。SFCの代替を検討する場合の比較軸として有用です。
🛋 ラウンジ・空港特典の縮小傾向
マイル価値の希薄化と並走するのが、ラウンジ・空港特典の縮小です。利用者増加と運営コスト上昇のダブルパンチで、2026年上半期も「使いにくくなった」声が増えています。
- カードラウンジ:羽田・成田・関空などで混雑悪化。一部で同伴者料金の改定や利用条件の見直しが実施
- プライオリティパス:レストラン特典の縮小、対象施設の入れ替えが継続。楽天プレミアムカード経由は利用回数制限の話題も
- 旅行保険:自動付帯から利用付帯への変更は業界全体のトレンド。「持っているだけで適用」は過去のものになりつつある
- 同伴者ラウンジ無料:プラチナ系カードでも条件見直しが議論される領域
SFC LITE降格時のラウンジ代替戦略は、上記のSFC生存戦略記事で詳述しています。
🎯 改悪に対する戦略|解約・乗り換え・維持の判断基準
ここからが本番です。改悪情報を眺めて消耗するのは時間の無駄。自分のポートフォリオをどう組み替えるかに思考を集中させましょう。
① 解約を検討すべきカード
判断基準:「年会費 > 年間で実際に享受している特典価値」が1年以上続いているカード。
- 年100万円未満決済のマリオットアメックスプレミアム:年会費82,500円に対して無料宿泊条件(年400万円決済)に届かないなら、保有理由はゴールドエリート維持のみ。代替案を検討
- 使っていないプライオリティパス付帯カード:年1〜2回しか海外行かない人は、年会費分のリターンが出ていないケースが多い
- SFC修行を諦めた/決済額が年300万円に届かない人のSFC一般カード:2028年LITE降格後の特典バランスを冷静に試算すべき
② 乗り換えを検討すべきカード
判断基準:同等のステータス・特典を、より低い年会費 or 緩い決済条件で得られる代替カードがある場合。
- マリオットアメックスプレミアム → ヒルトンアメックスプレミアム:年会費82,500円→66,000円、ダイヤモンド条件は年200万円。ホテル系上級会員を維持したい人の現実的な乗り換え先
- ANA SFC修行から JAL JGC への戦略変更:JALの上級会員制度はFLY ON ポイントベースで、決済額縛りの緩さが相対的な優位
- プラチナ系から ゴールド系へのダウングレード:年会費の元が取れていない自覚があるなら、ワンランク下のカードでも特典の8割は確保できるケースが多い
ヒルトン/マリオット系の乗り換え判断は以下の比較記事を参照。両方持ちの本音ベースで整理しています。
③ 維持すべきカード
判断基準:改悪後でも年会費を上回る価値が出ている/既得権益・修行の途中・継続で価値が雪だるま式に増えるカード。
- 年400万円以上決済できる人のマリオットアメックスプレミアム:無料宿泊+ゴールドエリート+ボーナスポイントで実質プラス回収可能
- 年200万円以上決済+年4泊以上ホテル利用のヒルトンアメックスプレミアム:ダイヤモンドのラウンジ・朝食価値で年会費の元は十分取れる
- SFC修行の途中/既にPLUS判定が見えている人のANAカード:終身ステータスの希少価値は今後さらに上がる可能性
- 本人の生活インフラに溶け込んでいる楽天カード/三井住友NL/dカード:日常還元の積み重ねは、改悪後でも代替が難しい
🔮 2026年下半期の予測|業界トレンドと観察ポイント
2026年下半期も、改悪トレンドが急に止まる兆しは見えません。以下、断定はできませんが、議論されている領域として観察しておくべきポイントを整理します。
- ヒルトンアメックスの条件改定:マリオットの後追いで年会費・無料宿泊条件の見直しが議論される可能性。現時点では公式発表なし
- SFC PLUS判定の運用詳細:2026年12月16日の判定期間スタートに向けて、ANA Pay合算ルールや家族カード合算の細部が追加発表される見込み
- プラチナ系カードの年会費再見直し:インフレ環境下で、プラチナ系全般の年会費・特典バランスが業界横断で議論されているとみられる
- マイル・ポイントの「動的価値化」:固定チャートから時期別変動チャートへの移行は航空・ホテル業界全体の流れ
- 楽天経済圏のSPU再編:楽天モバイル収益化の進捗に応じて、SPU構造が再見直しされる可能性
重要なのは、「改悪情報を毎日チェックして消耗する」のではなく、「年2回(上半期/下半期)にまとめて棚卸しする」習慣を作ること。読者の皆さんには、最新情報を公式サイト・専門サイトで継続的にウォッチしつつ、半年単位で自分のカードポートフォリオを見直すことをおすすめします。
📝 まとめ|2026年上半期、結局どう動くべきか
3行で総括します。
- SFC・マリオット・ヒルトンの3大ステータス系は、年300万〜400万円決済を分水嶺に「持つ/降りる」が明確に分かれる年になった
- 一般カード系(楽天・三井住友・dカード)は派手な改悪より「条件のじわじわ調整」が継続。半年ごとの棚卸しが必須
- マイル・ラウンジ・特典の希薄化は静かに進行中。「使えるうちに使う」マインドへ転換
迷ったときの結論ベースの優先順位は以下のとおり。
- 年400万円以上決済できる富裕層:マリオットアメックスプレミアム継続が合理的
- 年200〜400万円決済層:ヒルトンアメックスプレミアムへの乗り換え/集中が現実解
- 年200万円未満決済層:プラチナ系の解約 or ゴールド系へのダウングレードを冷静に検討
- SFC会員:2026年12月の判定期間スタートに向けて、年300万円決済のシミュレーションを今すぐ
改悪情報は感情で受け止めず、「自分の決済額・利用パターンと照らして冷静に再計算する材料」として扱うのがベストです。本記事の関連記事に、それぞれのカード単体での詳細な損益分岐点や生存戦略をまとめていますので、自分のケースに近いものから読み進めてください。
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※本記事は2026年5月時点の公式発表情報に基づきます。各カードの最新条件・年会費・特典内容は、必ず各カード会社の公式サイトでご確認ください。